UbuntuをホストOS、WindowsをゲストOSとして、VirtualBoxでファイルのやりとりを行うためのフォルダ共有の方法です。
さて、VirtualBoxのゲストOSのネットワーク設定は、デフォルトでは「NAT」形式。
ゲストOSとなるWindowsXPのネットワークアドレスを見てみると、「10.0.2.15」というアドレスが割り振られています。
実は、このゲストOSから見てホストOSのアドレスは、「10.0.2.2」が割り振られるようになっています。
さっそく、設定をして行きましょう。
まずは、ホストとなるUbuntuで、まずはファイル共有の設定を。
自分のホームディレクトリ内に、好きな名前(英語)でフォルダを作成し、右クリック。
「Sharing Options」を選択。初回はsamba関連ツールのダウンロード&インストールがなされます。
普通は、一番上だけにチェックを入れればOK。他ユーザにも書き込みをさせたい場合には真ん中にチェックを。一番下にチェックを入れると誰でも書き込み/改変ができますのでご注意を!
ここでは「vbshare」というフォルダを共有設定しました。
ゲスト側から、「\\10.0.2.2」とアドレス欄に入力すれば、ホスト側で共有しているフォルダ類が参照できます。
Windows側で「マイネットワーク」を見てみると、「vbshare - xxx-desktop server (Samba, Ubuntu) (10.0.2.2)」としてネットフォルダが表示されます。
ネットワーク・ドライブの割り当てをしておくと便利ですね。
2008年8月31日日曜日
VirtualBoxをちゃんと使えるようにする:USB機器など
今日現在のVirtualBoxのバージョン(バイナリ版)は1.6.4。
すんなりと使えない部分がありますので、対処法をまとめてみました。
(1)マウスが制御不能になり、「ホストキー」で復帰できない。
VirtualBoxのインストールが終わって、仮想マシンにWindowsをインストールしようとすると、マウスが仮想マシンに取られてしまって、制御不能になってしまう。
→「scim-bridge-client-qt」を入れればOK!
VirtualBoxの操作中に「Could not load the Host USB Proxy Service・・・」というようなアラートが出て、USB機器の接続設定を試みてもデフォルトではUSB機器が使用できません。
→「端末」から下記のコマンドを打ち込む。gedit(エディタ)を管理者権限で起動して、設定ファイルを編集します。
最後にシステムを再起動します。
以上で、VirtualBoxの設定画面でUSBのメニューでUSB機器を選択/指定できるようになります。
プリンターやスキャナー、USBメモリなどが使用できるようになりました。
<参考サイト>
すんなりと使えない部分がありますので、対処法をまとめてみました。
(1)マウスが制御不能になり、「ホストキー」で復帰できない。
VirtualBoxのインストールが終わって、仮想マシンにWindowsをインストールしようとすると、マウスが仮想マシンに取られてしまって、制御不能になってしまう。
→「scim-bridge-client-qt」を入れればOK!
- Synapticパッケージマネージャで上記を検索し導入
- または端末から「sudo apt-get install scim-bridge-client-qt」とすればOK。
VirtualBoxの操作中に「Could not load the Host USB Proxy Service・・・」というようなアラートが出て、USB機器の接続設定を試みてもデフォルトではUSB機器が使用できません。
→「端末」から下記のコマンドを打ち込む。gedit(エディタ)を管理者権限で起動して、設定ファイルを編集します。
gksudo gedit /etc/init.d/mountdevsubfs.sh
開いたファイルの中にある下記の記述を見つけます。
# Magic to make /proc/bus/usb work #
#mkdir -p /dev/bus/usb/.usbfs
#domount usbfs “” /dev/bus/usb/.usbfs -obusmode=0700,devmode=0600,listmode=0644
#ln -s .usbfs/devices /dev/bus/usb/devices
#mount –rbind /dev/bus/usb /proc/bus/usb
↓下記のように、4行の行頭にある「#」を取り除いて保存します。
これにより「コメントアウト」を解除する事により、この記述部分の命令が有効となります# Magic to make /proc/bus/usb work
mkdir -p /dev/bus/usb/.usbfs
domount usbfs “” /dev/bus/usb/.usbfs -obusmode=0700,devmode=0600,listmode=0644
ln -s .usbfs/devices /dev/bus/usb/devices
mount –rbind /dev/bus/usb /proc/bus/usb
続いて、再度「端末」から下記のコマンドを。
gksu gedit /etc/udev/rules.d/40-permissions.rules
続いて、# USB serial converters
SUBSYSTEM=="usb_device", GOTO="usb_serial_start"上のように記述されている部分を↓のように修正して保存します。
# USB serial converters
SUBSYSTEM=="usb_device", GROUP="usbusers", MODE="0664", GOTO="usb_serial_start"
- 「システム」>「システム管理」>「ユーザとユーザグループ」を起動。
- 「ロックの解除(U)」をクリック、パスワードを入力。
- 「グループの管理」をクリック、「グループの追加」をクリック「usbusers」を追加し、自分のアカウント名にチェックを入れる。
最後にシステムを再起動します。
以上で、VirtualBoxの設定画面でUSBのメニューでUSB機器を選択/指定できるようになります。
プリンターやスキャナー、USBメモリなどが使用できるようになりました。
<参考サイト>
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