この場合の「仮想化」とは、ひとつのコンピュータの中に、別のコンピュータを仮想的に動作させる事です。今回の場合には、Ubuntuの中で、Windows XPを動作させてみます。
VirtualBoxの場合、「VMware Server」のようにシリアルキーの入手が必要なく、「アプリケーションの追加と削除」で、インストール後にすぐに使用できます。

ダウンロード&インストールは、「アプリケーション」>「追加と削除...」から、「表示:」で「全ての利用可能なアプリケーション」を選んでから、「検索:」欄で、「Virtualbox」と検索します。
「変更の適用(A)」をクリックで、自動的にダウンロード&インストールされます。
この方法でインストールすることによって、Ubuntu本体のバージョンに最適なVirtualBoxをインストールすることができます。
(*本稿は、Ubuntu 8.04 α5でインストールしています。)それでは、下準備から行っていきましょう。
(1)下準備:設定ファイルへのアクセス権の設定

1、「システム」>「システム管理」>「ユーザーとグループ」を開きます。
8.04以降では、「ロックの解除(U)」をクリック、パスワードを入力します。
2,「グループの管理(Manage Group)」ボタンをクリックし、「vboxusers」を選択。
「プロパティ(P)」をクリックし、自分のユーザー名にチェックを入れて、設定画面を閉じます。
3,一度、ログアウトし、再度ログインし直します。
(2)初回の設定
「アプリケーション」>「システムツール」から、VirtualBoxを起動します。
下のような画面がでますので、「新規」をクリック。

新規の仮想マシン作成ウィザードが始まります。



後から変更することもできます。




Windowsのファイル、データが増えるにつれて、実ディスクの使用領域が増えて行きます。



初期設定では、ホストキーとして「右側のCtrl」キーが割り当てられています。
このキーを押せば、親画面でマウスを用いる事ができるようになります。

ここで、OSを、CD-ROMから、もしくはハードディスクに置かれたイメージデータから起動するように指定すれば、仮想マシンでのOSのインストールが始まります。
VMware同様、VirtualBoxでも、マウス、グラフィックスなどの性能を高めるために、「Guest Additions」というドライバの追加が必要です。<2へ続く>
ゲストOSが起動している状態で、「デバイス(D)」>「Guest Additionsのインストール(I)」を選ぶと、しばらくすると画面上にドライバの追加画面がでますので、後は指示に従ってインストールします。
これにより、実マシンに匹敵する速度で、ゲストOSが稼働します。
2 件のコメント:
>(1)下準備:設定ファイルへのアクセス権の設定
のところなんですけど、メニューのシステム管理からユーザーとグループを開いて、グループの管理からvboxusersを選択しプロパティ、自分のユーザー名にチェックを入れてログインしなおすやり方のほうが良いと思います。
palさん、コメントありがとうございます。
修正させていただきますね。
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