すんなりと使えない部分がありますので、対処法をまとめてみました。
(1)マウスが制御不能になり、「ホストキー」で復帰できない。
VirtualBoxのインストールが終わって、仮想マシンにWindowsをインストールしようとすると、マウスが仮想マシンに取られてしまって、制御不能になってしまう。
→「scim-bridge-client-qt」を入れればOK!
- Synapticパッケージマネージャで上記を検索し導入
- または端末から「sudo apt-get install scim-bridge-client-qt」とすればOK。
VirtualBoxの操作中に「Could not load the Host USB Proxy Service・・・」というようなアラートが出て、USB機器の接続設定を試みてもデフォルトではUSB機器が使用できません。
→「端末」から下記のコマンドを打ち込む。gedit(エディタ)を管理者権限で起動して、設定ファイルを編集します。
gksudo gedit /etc/init.d/mountdevsubfs.sh
開いたファイルの中にある下記の記述を見つけます。
# Magic to make /proc/bus/usb work #
#mkdir -p /dev/bus/usb/.usbfs
#domount usbfs “” /dev/bus/usb/.usbfs -obusmode=0700,devmode=0600,listmode=0644
#ln -s .usbfs/devices /dev/bus/usb/devices
#mount –rbind /dev/bus/usb /proc/bus/usb
↓下記のように、4行の行頭にある「#」を取り除いて保存します。
これにより「コメントアウト」を解除する事により、この記述部分の命令が有効となります# Magic to make /proc/bus/usb work
mkdir -p /dev/bus/usb/.usbfs
domount usbfs “” /dev/bus/usb/.usbfs -obusmode=0700,devmode=0600,listmode=0644
ln -s .usbfs/devices /dev/bus/usb/devices
mount –rbind /dev/bus/usb /proc/bus/usb
続いて、再度「端末」から下記のコマンドを。
gksu gedit /etc/udev/rules.d/40-permissions.rules
続いて、# USB serial converters
SUBSYSTEM=="usb_device", GOTO="usb_serial_start"上のように記述されている部分を↓のように修正して保存します。
# USB serial converters
SUBSYSTEM=="usb_device", GROUP="usbusers", MODE="0664", GOTO="usb_serial_start"
- 「システム」>「システム管理」>「ユーザとユーザグループ」を起動。
- 「ロックの解除(U)」をクリック、パスワードを入力。
- 「グループの管理」をクリック、「グループの追加」をクリック「usbusers」を追加し、自分のアカウント名にチェックを入れる。

最後にシステムを再起動します。
以上で、VirtualBoxの設定画面でUSBのメニューでUSB機器を選択/指定できるようになります。
プリンターやスキャナー、USBメモリなどが使用できるようになりました。

<参考サイト>
10 件のコメント:
久保田と申します。
VirtualBoxの設定画面で設定メニューの一部が表示されません。
次の条件下に VirtualBox に Windows Vista Ultimate をインストールしました。(2009.3.3)
〇 Host OS: ubuntu 8.04
〇 Guest OS: Windows Vista Ultimate(SP1)
〇 VirtualBox Application: VirtualBox GUI Ver.1.5.6_OSE (2004-2008 innotek GmbH)
〇 Installed Package:virtualbox-ose-module for linux-image-2.6.24-23-generic
現在、Vista のインストールが完了し、作動しています。
しかし、「VirtualBox OSE」画面で、「設定」ボタンをクリックして表示される「設定」画面で、左側のメニュー欄に「USB」及び「リモートディスプレイ」の2つのメニューが表示されんません。
このため USB の設定ができず、Guest OS(Windows Vista) 上でも USB が認識されず困っています。
ご教示の「USB 機器を使えるようにしたい」に従って「mountdevsubfs.sh」及び「40-permissions.rules」の2つのファイルは修正いています。
なお、Host OS(ubuntu) 上では、USB をマウント可能です。
「USB」メニューが表示されない原因と、対策をお願いします。
久保田さん、
このエントリを書いた時点よりもバージョンが進んでおりますので、OSE版ではなく、下記のバイナリー版をお試しになってみてはいかがでしょうか?
現在 2.1.4になっております。
http://www.virtualbox.org/wiki/Linux_Downloads
私の場合、Ubuntuは8.10ですがデフォルトのままでUSBデバイスが使用できています。
久保田:
コメント1の「Installed Package」に追加します。
<追加分>
○ Installed Package:
・ virtualbox-ose 1.5.6-dfsg-6 ubuntu1 (hardy,x86 virtualization-binary)
・ virtualbbox-ose-modules-generic 24.08 (virtualbox-ose-generic for linux-image-generic hardy-update)
久保田です。
u-bonさんコメントありがとうございました。
u-bonさんのコメントによりますと「VirtualBoxの設定画面で設定メニューの一部が表示されない」原因は、VirtualBox の版が「OSE」のためだとすると、この版を使った方は、この不具合を今まで問題にしなかったのでしょうか。
なお、私は、ubuntu8.04 のディフォルトのままでインストールしました。
原因が単に、バージョンの違いによるものであるならば、再インストールしようと思いますが、ほかに原因がある場合を考え、少し様子をみます。何しろ、Vista は既にインストールされ、使いやすくカスタマイズされていますから、これから再インストールするには大変です。、
ようやく久保田さんと同じ環境を構築し検証できました。
まずは、以下をお試しください。
sudo gedit /etc/fstab
で設定ファイルを開き、一番下の行に次を追加
none /proc/bus/usb usbfs defaults,devmode=0666 0 0
念のため再起動してみて、Virtualboxを起動してみてもUSBデバイスが認識されない場合、やはりOSE版を一旦削除し、前述のバイナリー版を入れた方が早道です。
すでに作成ずみの仮想マシンイメージは、ホームディレクトリ以下にある隠しフォルダ「.VirtualBox」に格納されており、問題なく継承されます。
手順としては、1、SynapticパッケージマネージャでVirtulaboxと検索
2、インストール済みの「Virtualbox-ose」、「virtualbox-ose-modules」をすべて削除します。
*virtualbbox-ose-modulesを削除しないと次のステップでエラーが生じます。
3、http://www.virtualbox.org/wiki/Linux_Downloads からOSにあったバージョンをダウンロード&インストールします。
4、いったん再起動します。
以上で、OKのはずです。
VirtualBoxはサンマイクロシステムズ社による買収により、オープンソース版であるOSEとバイナリー版(Closed-source)との線引きが大きく変わっています。
ホームページの「Closed-source features」に書かれているように、USB supportおよびUSB over RDP機能については、Closed-source版に搭載されており、OSE版には搭載されておりません。自力でOS、さらにはカーネルにあったモジュールを導入し、設定を変更していく必要があります。
u-bonさん、コメントありがとうございました。
新しいパッケージをインストるすだけ済むなら助かります。
さっそく、「virtualbox/wiki/Downloads」ページからダウンロードを試みましたが、同HPに記述されているコマンド
sudo apt-key sun_vbox.asc
で、「sun_vbox.ascは開けません」というエラーが出ます。説明書(英文)では「key」をダウンロどして、このコマンドに付け加えることができると書いてありますが、具体的にどのように記述するのでしょうか。
よろしくお願いします。久保田
それは全く違います。
http://www.virtualbox.org/wiki/Linux_Downloads
このページから下記を選択して、パッケージを導入してください。
Ubuntu 8.04 LTS ("Hardy Heron")
u-bonさん、ありがとうございました。
「Ubuntu 8.04 LTS("Hardy Heron")i386」からダウンロードした「.iso」ファイルをCD焼いて使用するということでしょうか。他の方の例では、例えば次のHP(「Virtualboxのインストール-SOSOG」)
http://d.hatena.ne.jp/yosisa/20081109/1226237696
では、「wiki/Linux_DownLoads」に示されているように、端末から「wget」を使ってダウンロード・インストールを行っているに思われますが。
よろしく、お願いします。久保田
ダウンロードページにある
「Ubuntu 8.04 LTS ("Hardy Heron")」 の所の右にある「i386」の部分をクリックしてください。
小窓が現れます。
「プログラムで開く(O)」が選ばれた状態のまま、「OK」をクリック。
アプリのダウンロードが終わると、自動的にインストールが行われます。
久保田です。
u-bonさんありがとうございました。
お陰様で、USB機器が使えるようになりました。
私事ですが、前に10年近くUnix(Solaris)マシンで C プログラムに携わっていましたが、Linux に触るのは初めてです。当時は、X-Window、vi 環境でした。
Linux(Ubutu)を始めたきっかけは、「Windows XP」と「Vista」のデュアルブート環境のノート型PCのメモリが壊れて、それ以後、復帰不可能になったためです。最初、「Ubuntu 8.10」をインストールしたのですが、職場のLANドメインに参加するための入口メニュー(「システム管理」→「ネットワーク」)が表示されず、アップグレードしようにもインターネットに接続できないということで、やむなく「8.04」を再インストールすることになりました。
「8.10」で、すんなり行っていたら、こんな素晴らし経験と出会いはできなかった思っています。
さすがに、オープンソースだけあって、バージョンの変りが早いですね。「VirtualBox」も、初版1.3.2(2007.1.15)から最新版2.1.4(2009.2.16)までに、20版を数えているんですね。
u-bon さんは、バージョンをどのようにフォローしていんでしょうか。教えていただければありがたいです。
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